「Webマーケターとして海外で働くのに、その国の文化や言語が分からないと海外転職は難しいのでは?」
そのような疑問にお答えします。
結論から言うと、全く問題ありません。
私はカナダ現地企業でWebデベロッパーとして2社で働いてきました。
職場ではマーケターとして働いている人もいましたし、カナダ現地企業にマーケティング職に就いていた日本人の友人もいます。
友人から聞いた話や実際に見聞きした経験を踏まえて、ローカル人材でなくてもWebマーケターとして働ける理由について解説していきます。
Webマーケティング職で海外就職・海外転職を目指されている方はぜひ参考にしてみてください!

ローカル人材かどうかよりもマーケターとしてのスキルがある方が重要
他の多くの職種と同じく、マーケティング職種においてもローカル人材でなくても働けます。
理由としては、ローカルの文化や言語に精通しているかどうかよりも、マーケターとしてのスキルの方が重視されるからです。
マーケターとしてのスキルとしては、例えば、
- データーを解析する力
- インサイトを読み解く力
- 企画を立案する力
- 企画を根拠を持って関係者に説明する力
などです。
これらの力はどれも「ローカル人材でなければできない」スキルではありません。
またローカルならではの傾向や文化などは、ある程度仕事をしていけば自ずと理解できていきますよね。
問題は「マーケターとして求められている仕事ができるかどうか」ですので、ローカル人材である必要はありません。
コンテンツ作成についてはローカル人材が担当する
ただコピーライティングなど言語能力や深い文化背景理解が直接関わるコンテンツ制作は現地人材が行います。
しかしどのマーケティング職にも現地言語によるコンテンツ制作スキルが必ず求められるかというと、そうでもありません。
現地言語によるコンテンツ制作が業務範囲に入ってくるかどうかは、募集企業によりけりです。
募集要項を読んで、現地言語によるコンテンツ制作がない募集に応募すれば十分マーケターとしての就職も可能です。
募集要項のチェックの仕方については、下の記事で丁寧に解説しているので参考にしてみてください。

必ずしもローカルがターゲットとなるわけでもない
グローバルにサービスを展開している企業であれば、ターゲットとしている市場もローカルに留まらず各国にまたがります。
日本だと海外と日本との隔たりが大きく、「海外進出」というぐらい特別感がありますよね。
しかし海外では最初からグローバル展開をする前提のサービスもすごく多いです。
特に多国籍国家であるアメリカ、カナダ、シンガポール、ドイツやイギリスを始めとするヨーロッパ各国などでは、グローバルにサービスを広げていく企業が多いですね。
そういった企業のマーケティング職では、ほとんどが英語での業務となっているため、英語ができれば問題ありません。
むしろ英語でのコミュニケーション能力を高めることの方が重要とも言えます。
また、そもそも多国籍国家にある企業は、様々な国の人が出身国問わず働いていることが多いです。
私が働いていた職場は10人少しでしたが、それでもオーストラリア、ベルギー、メキシコ、と多様な国から来た人で構成されていました。
マーケティング職も同じく出身国は問いません。

マーケティング職も他職種と同じく英語力・スキル・実務経験を伸ばそう
結論としてはマーケティング職でも他職種と同じく、英語力・スキル・実務経験があることが大事です。
ローカル人材であるかどうかは、コンテンツ制作を除けば関係ありません。
特に海外で働くには実務経験の有無がかなり重要視されるので、もし今上記3つの何もないという方はまず実務経験を積むようにしましょう。
英語力も重要ですが、実務経験があった方が業務上で使う英語の理解も早くなります。
採用する会社に「どのような価値を自分は提供できるのか」が示せるのが大事であり、その価値の根拠を示すのに実務経験が必要になってきます。
実務経験を積みつつ英語力をこつこつと上げ、マーケターとしての海外就職・海外転職を成功させましょう!