「海外でフリーランスとして働きながら旅できたらいいのに。でもどうやって稼いでるんだろう。また本当に海外でフリーランスで働いている人の話を聞いてみたい。」
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
私はフリーランスのWebエンジニアとして、海外を転々としながら働いたことがあります。
また私の周りにもエンジニアでなくても海外でフリーランスとして稼いでる人が多いです(類は友を呼ぶのでしょうか。。)
その経験を基にこの記事では海外でフリーランスとして稼ぎ方と、どうすればそのような生活ができるかについて具体的に解説していきます。
海外フリーランスとして稼ぐ方法
海外フリーランスとして稼ぐ方法ですが、大きく分けてクラウドソーシングを用いて案件を獲得して稼ぐ方法。
それか企業に直接取り引きをして稼ぐ方法、
最後に自分でサービスを運営する方法の3パターンに分かれます。
それぞれ説明していきますね。
クラウドソーシングを活用する方法
特に駆け出しのフリーランスでは、クライアントがいないのでクラウドソーシングを活用することが多いです。
クラウドソーシングは様々なサービスがあるのですが、
シンプルに説明すると、仕事を発注する人と受注したい人をマッチングさせるサービスです。
例えばWebメディアの記事を書いて欲しい企業があり、そのような企業がクラウドソーシング上で発注します。
その発注された案件に対して、Webライター側が応募し、条件があえば契約締結。
契約後は要望に合わせて記事を執筆し、納品する。
納品した記事が問題なければ報酬が支払われる、という仕組みになっています。
クラウドソーシング上を介して契約し報酬が支払われ、契約や支払いはクラウドソーシングのシステムがしっかりと行います。
特に最初の信頼関係がない状態で仕事をスタートする時には双方に安心できるサービスです。
その分クラウドソーシングの手数料を報酬から差し引かれるので、取り分は多少少なくなります。
企業から直接案件を獲得する場合
2つめが企業と直接契約し、仕事をしている方法。
多くは元々つながりがあった企業や紹介から案件をいただくことが多いようです。
企業と業務委託契約を結び、案件をもらい納品し、対価を受け取ります。
クラウドソーシングと同じく、リピートで案件が受けられれば安定していいのですが、単発であるとその度に新規のクライアントを見つける必要があります。
継続してお仕事をいただけるかどうかが海外に限らずフリーランスとしては生命線ですね。
自分のサービスを運営する場合
3つめが、自分のサービスを運営して稼ぐ場合です。
多くは情報発信で稼いでる場合が多いですね。
ブログなどWeb上のメディア運営の広告収入で稼ぐ。
もしくはアプリ開発ができる人であればアプリを作って、その購入によって稼いでる人もいます。
海外の案件は獲得する?
海外フリーランスのほとんどは日本企業の案件をそのまま海外に持ち込んでいます。
他国の案件を受けている人は、私の体感では5%に満たないかな〜という印象です。
特にWebライターや翻訳業であれば日本語でないと案件は獲得しづらいのは明白です。
またエンジニア職種であっても、英語圏ではインドやフィリピンなどより人件費が安い国の人とも競わなければならず、市場が広がるけど案件獲得も大変になる印象です。
語学力+専門性で勝負する場合は、日本の案件を高単価で受けた方がメリットは大きいのかなと思います。
海外フリーランスになりやすい職種
次に海外フリーランスになりやすい職種について解説していきます。
海外を転々としつつ、フリーランスで稼ぐには場所を選ばない仕事になるため、主にパソコンで完結する仕事となります。
私の周りで海外フリーランスとして働いてる人を見ると、多きく分けて以下の6つの職種についてることが多いです。
Webライター
Webライターはこの中でも最もなりやすい職種でおすすめです。
主にWebメディアに掲載する記事を執筆するのがお仕事になります。
始まりは文字単価ベースでのお仕事になりますが、経験・実績を積むと高単価のお仕事ももらえるようです。
また編集側に周って稼いでる人もいますね。
クラウドソーシングで案件が獲得しやすいのも特徴です。
Web・アプリエンジニア
Webエンジニアは主にWebサイト、Webアプリ、モバイルアプリを開発するエンジニアです。
分かりやすく言うとコーダーやプログラマーと呼ばれる人たちですね。
特にWeb系やアプリ開発系案件では在宅OKの仕事が多くあります。
在宅OKということは、海外にいても同じように働ければOKということです。
私もWebエンジニアで、取引先の担当に一言「来週からバリに行きますが仕事は支障なく対応します!」と言って仕事をしていました。
スキルさえあればどこでも仕事ができる職種ですし、IT人材は今後も需要があるのでおすすめの職種です。
エンジニア職種もクラウドソーシングで多くの案件があります。
Web/グラフィック/UIデザイナー
次にあるのがデザイナー職種。特にWebサイトやモバイルアプリのデザイナーです。
デザイン領域はチームで開発するところもあり、エンジニアほど案件は多くない印象ですが、リモートで働けるとこもたくさんあります。
実際に日本の案件をカナダに持ってきてやってる友人のデザイナーが何人もいました。
またデザインは自分が作成したものが目に見える形で世に出て、使われるのを実感できます。
デザイナーになるためには学習と経験が必要ですが、やりがいが感じやすくおすすめです。
Webマーケッター
Webマーケッターとして海外でフリーランスで働いてる人もいます。
Webマーケッターは企業のWebサイトの検索上位に表示させたり、またソーシャルメディアの運用を代行したりする職業です。
クラウドソーシング上ではあまり募集はありませんが、日本の企業で働いた伝手を生かし、そのままクライアントを引き継いでる人もいます。
また毛色は違いますが、Webサイト上の広告収入を得て生活するアフィリエイターの方もいますね(ここでは強引にWebマーケッターとして一括りにして紹介します)
こちらも知識と経験さえあれば、後はパソコン1台で仕事は成り立つので海外フリーランスとして働いてる人もいます。
動画編集者
ここ2年ほどで一気に増えているのが動画編集業。
特にYoutubeで動画投稿する方が増えていることもあり、動画編集の案件が急増しています。
知人の動画編集者は自分でもVLOG(ブログの動画版)を作成しつつ、動画編集の仕事を掛け持ちしていました。
クラウドソーシング上でも案件を募集していますね。
Adobe PremiumやFinalcut Proなどの動画編集ツールを使用して行います。
Youtubeでなくても、Webやアプリ用に動画の需要はどんどん高まっていくので案件はもっと増えていくと予想され、稼ぎやすい分野の一つです。
翻訳家
最後に紹介するのは翻訳業です。
一番多いのはやはり日英翻訳家。
私の友人では海外のスタートアップサービスの専属翻訳家として、海外にいつつフリーランスで働いていますね。
こちらも語学力と営業力さえあれば海外フリーランスになりやすい職業です。
海外フリーランスとして生活に必要な最低額は?
海外フリーランスとして生活するのに必要な額ですが、もちろん滞在している国の物価に大きく影響されます。
物価が安い東南アジアであれば、月10万円もあれば生活できてしまいます。
こう書くと、東京で生活するよりも簡単だと思いませんか?
私の友人は日本より物価が安いバリ島で月15万円ぐらい稼いでわりと自由な生活を満喫していました。
もちろん物価が高い西ヨーロッパだと、最低でも月20〜30万円ぐらいは必要になってきます。
最初は東南アジアで最低限の生活をしつつ、収入が増えてきたら西ヨーロッパや北米滞在に挑戦する、というのも有りですね。
海外フリーランスは税金はどうしてる?
海外フリーランスは税金はどうしてるのか疑問に思いますよね。
日本の案件の場合、日本に税金を払うことになります。
1年以上海外に滞在する場合は、海外転出届けを出し住民票を抜くことになります。
住民票を抜くと「非居住者」となり、一部税金が免除になります。
例えば住民税。住民税の支払いは不要になり、所得税さえ支払えば大丈夫です。(もちろん前年度分の住民税は払う必要があります)
また1年未満の場合は日本に住んでるのと同じ扱いになります。
滞在国によってはその国でも税金を支払う必要が出てくることになりますが、観光ビザでの入国であればまずは問題ないです。
実はこの海外フリーランスとして国を転々として働く人達の税金について、国際的に議論が起きています。現時点では滞在国での税金は支払わなくてもいい状態ですが、今後は変わる可能性もあります。
海外フリーランスはビザはどうしてる?
これは滞在している国に長期でいるか、短期でいるかで分かれるかと思います。
多くの国では最長3ヶ月、短ければ1ヶ月ほどは観光ビザで滞在可能です。
観光ビザの期限内の滞在であれば、特にビザの取得は不要です。
特に日本のパスポートは最強でして、190カ国の国と地域でビザなしか、到着時のビザ申請で入国できるんですね。
これは2018年の発表では世界単独1位なんです。日本人でよかったですね笑
対して3ヶ月以上滞在する場合は何かしらのビザが必要になります。
国によっては起業ビザやフリーランスビザを取得できる国もあり、そういった国であればビザを取得しより長い滞在が可能です。
本来観光ビザは観光のためのビザなので、その国で仕事をしてはいけないビザです。
ただそれはあくまでその国で雇用されたり起業して働いてはいけないだけの話。
日本の仕事を持ち込んで働く分には問題ありません。(先ほどもお伝えした通りグレーなところもあります)
※実際は国外の仕事を持ち込んで仕事をしてもOKですよ、と明言していない国もたくさんあります。そのような国では黙認してる、という感じです。
おすすめはスキルをつけたらまずは短期滞在してみること
海外フリーランスは憧れがあるかもしれませんが、思ってるよりも簡単に実現できてしまいます。
先に紹介したように、特に物価が安い国であればそこまで頑張って働かなくても生活できてしまうんですね。
特にWebライターであれば、案件も比較的取りやすく、スキルが上がっていけば高単価案件も獲得できます。
※私の友人では月100万円以上稼いでる人もいます
ですので、やってみると意外と「あ、できちゃった」という感じになるでしょう。
自分で経験してみるのと、傍から見て憧れているのとではやはり違いますので、早めに自分で経験してしまうのがおすすめです。
移動が多いと大変。長期滞在がおすすめ
これは私の主観ですが、移動が多いと疲れるので大変です。
1週間単位で海外を移動していたこともあるのですが、さすがに1週間毎に移動しながら仕事をするのは大変でしたね。
滞在先を決めるのや移動だけで疲弊してしまうんですね。
なので一つの滞在先に2週間以上は滞在する方が、じっくりその地も見れるし仕事も捗りおすすめです。
海外フリーランスになるためのスキルを付ける方法
このように職種を選んで案件さえ獲得すれば、海外フリーランスの生活はそこまでハードルが高くはありません。
特に物価が安い国であれば、生活費を稼ぐぐらいならそこまで難しくもなく、Webライターなどなりやすい職種を選べば割とすぐに実行できてしまうと思います。
とは言っても、やっぱり最低限必要なスキルは付けてないと稼げないのも事実。
手っ取り早くスキルを身につけたいならやはりスクールに通うことですね。
ワークキャリア(旧田舎フリーランス養成講座)では、Webライティング、サイト制作、ブログなど総合的にスキルがつけられるのでおすすめです。
※2020年から「ワークキャリア」というサービス名に変更されました。
またWebエンジニアになるためのスクールならタイのiSaraは有名ですね。
ただ必ずしもスクールに通う必要はなく、独学でも案件を獲得してフリーランスとして独立していく人もいます。
自分は独学でやっていくぞ!という方は、勉強から入るのではなく、案件を獲得して稼ぎながら学びましょう。
スキルだけ身につけても、案件を獲得できない限り、フリーランスにはなれませんから。
まずはランサーズやクラウドワークスといった、クラウドソーシングサービスに登録して、早めに案件獲得のコツをつかむのが重要です。
以下のリンクから登録できるので、登録してまず始めの一歩を踏み出してください。
以上、海外フリーランスの稼ぎ方についてでした!
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