「ネットワークエンジニアになるためにはどんなスキルや資格が必要なんだろう。またどんなスクールを選んだらいいんだろう。」
そんな疑問にこの記事ではお答えします。
私は文系大学卒業後、新卒でネットワークエンジニアとして働いていました。(現在はWebエンジニアとして働いています)
「ネットワークエンジニア」と言っても、知らない方からするとどんな仕事なのかわかりませんよね。
この記事では経験者の視点でネットワークエンジニアの仕事内容と、おすすめのスクールについて紹介しています。
特に30代未経験の方向けにも書いているので参考にしてみてください。
ネットワークエンジニアの仕事内容
ネットワークエンジニアとは、「ネットワーク」の名の通り、コンピューターの間の通信を構築・管理する仕事です。
皆さんが使っているインターネットも、ネットワークエンジニアが通信ができるように回線を制御しているから使えるんですね。
また企業内では多くのパソコンを使っていて、部署や権限毎にアクセス制限をかけることもあると思います。
そのようなアクセス制限や、効率的な通信を考えてネットワーク構築案を出したり、またその案に沿ってルーターと呼ばれる通信機器を制御するための命令を入れたりします。
また最近だと「仮想化ネットワーク」という新技術が台等してきています。
従来ではネットワークはケーブルとネットワーク機器でコンピューター間をつないで制御していました。
対して「仮想化ネットワーク」は、そのような物理的なケーブルや機器を使用せずにネットワークを構築できる技術です。
仮想化するメリットとしては、上記のようにケーブルや機器などを用意する手間が省け、かつプログラミングでネットワークを制御できるんですね。
ですので今後のネットワークエンジニアはネットワークの知識にプラスして、プログラミングスキルも合わせ持つと市場価値が高いエンジニアとなります。
ネットワークエンジニアの資格
ネットワークエンジニアはIT職の中でも特に資格が豊富にあり、かつ資格が強みになる職種です。
大きくは国家資格である「ネットワークスペシャリスト試験」と「シスコ技術者試験」の2つの試験があります。
ネットワークスペシャリスト試験は包括的なネットワークの知識を問われます。
シスコ技術者試験は、「シスコ(Cisco)」というネットワーク機器メーカー最大手の企業が行ってる認定試験で、世界的に通用する資格になります。
またシスコの資格はCCNA、CCNP、CCDAなど、レベル別に分かれているのが特徴。
シスコの資格を持っていれば世界中で通用するため、個人的にはシスコ技術者試験の資格を取得することをおすすめします。
資格があることは間違いなく有利になりますが、実務経験と合わせもつことで強みが発揮される、と思ってください。
実務スキルが乏しく資格だけ持っていてもあまり意味をなしません。
ネットワークエンジニアの年収
ネットワークエンジニアの年収は、20代で平均400万円前後、30代で550万円前後、40代で680万円前後、50代で750万円前後となっています。(出典:平均年収.jp)
また金融業界で働くネットワークエンジニアは年収が高いです。
これは金融業界では証券取引などコンマ何秒の差がビジネスに大きく影響を与えるため高いスキルを要求されること。
加えて金融業界自体が高収入な業界なためです。
その他年収を上げる方法として、上流工程に携わる、Web業界大手に転職する、IoT市場に転職するなどの方法があります。
ネットワークの技術のみですと年収800万円前後で頭打ちとなりますが、実務スキルに加えてビジネススキルがあれば年収1000万円以上稼ぐことも可能です。
ネットワークエンジニアになるのにスクールは必要ない?
次にネットワークエンジニアになるのにスクールが必要かどうか解説していきますね。
前提としてネットワークエンジニアは未経験でもなれる職種
ネットワークエンジニアは未経験でもなれる職業です。
私自身も文系の大学を卒業後、新卒で入社した会社でネットワークエンジニアとして働いていました。
もちろん会社で研修などはありましたが、基本情報技術者などの資格取得のための研修のみ。
あとは自助努力に任さられ、現場に入って先輩から引き継いだら基本一人で対応をしなければなりませんでした。
先輩が一緒にいる時に見よう見まねでスキルを習得しつつ、個別学習で知識とスキルを磨いて何とか仕事をしていいた状態でしたね。。
このように未経験でネットワークエンジニアとして就職し、仕事をすることは可能です。
もちろんスクールに通った方が既にスキルがあるため就職した後スムーズに業務をこなせると思います。
未経験でも20代前半ならスクールなしで就職・転職は可能だが就職後は大変
私のように20代前半ならスクールなしでも就職は可能です。
エンジニア職は実務経験がものを言うので、スクールに通うよりも現場で実務経験を積みながら勉強した方が効率はいいです。
ただ最初に述べたようにスクールに通っておいた方が就職後により高度な学習ができたり、知識があるためキャッチアップが早いというメリットがあります。
加えて知識ゼロからの状態ですと、当然ながら就職後実務しながら勉強もする必要があるので強いプレッシャーにさらされます。
例え新人で知識・スキルが乏しかったとしても、お客様からは「ネットワークのプロ」として見られます。
なにか障害が起こった時には、基本独力で解決しなければなりません。
もちろん最初は先輩が付いてくれたり、また分からない点は電話で先輩に確認することもできます。
ただお客様に説明したり、障害自体を切り分けて解決するのはエンジニアであるあなたの役目になります。(ネットワークエンジニアとして働いてるので当たり前ですが。。)
強い精神力と知識・スキルの不足をコミュニケーション力で補える力が試されると言ってもいいでしょう。
独学でも勉強は可能
またスクールに通わなくても済む理由の2つ目が、やろうと思えば独学でもスキルを習得できるからです。
最近ではオンラインで無料の学習サイトが充実しており、知識であれば
などのサイトで学ぶことができます。
一番力がつくのは自分でルーター買って家でネットワーキングをあれこれ試すこと。
筆者がインフラエンジニアとして働いていた時に、スキルが高い先輩は自分でルーターを買っていろいろ制御をして遊ぶようにスキルを習得していました。
IT業界は就職した後もスキルアップは不可欠ですので、スクールに通った人であってもこのような勉強は必要になってくるでしょう。
30代未経験でもネットワークエンジニアになれる?
結論から言うと、30代未経験でもネットワークエンジニアになれます。
ただもちろん20代と比べると就転職が厳しくなるのは事実。
しかし絶対不可能ではありません。
エンジニア職で大事なのはスキルと、技術を学び続けていくやる気と行動力です。
30代未経験ですともちろん20代と比べるとその経験を素早く埋める必要はありますが、3年間堅実に取り組めば追いつけると思います。
なぜなら向上心なくスキルレベルが上がってないまま、経験年数だけ伸びてるエンジニアもたくさんいるからです。
最初の就職が多少大変かもしれませんが、一度どこかの企業に属してスキルを磨いていけば確実にキャリアは開けるでしょう。
ただやはり正社員だと20代の方が有利になるので、派遣や契約社員でのスタートでもとにかく実務経験が積めるところに就職するのが吉。
スキルを付けた後に正社員として務められる企業に転職するのも選択肢として持っておくといいと思います。
独学でキャッチアップするのは大変なので、スクールに通って少しでも「やる気」を「行動」で見せるのもおすすめ。
そしてスクールに通いつつ、プライベートの時間でもネットワークの制御を自分で行ってみる、ぐらいの行動力があるのが好ましいです。
このメディアでは主に海外就職・転職方法について解説していますが、海外では40代、50代から未経験でネットワークエンジニアになる人もたくさんいます。
30代でネットワークエンジニアとして実務経験を積み、海外転職を目指すのも不可能ではありません。
とにかくIT業界はスキル・実務経験があることが何より重要ですので、年齢を気にするよりもスキル・実務経験を得ることに焦点を当ててください。
スキル・実務経験が付いてくれば、30代からでも就転職しキャリアアップを図れるでしょう。
今後はネットワークエンジニアにもプログラミングスキルが必要?
「ネットワークエンジニアの仕事内容」でも紹介した通り、今後はプログラミングスキルもあると大きな強みとなります。
従来のネットワーク構築ではプログラミングスキルは必要とならなかったため、まだプログラミングができるネットワークエンジニアは多くありません。
これからネットワークエンジニアを目指す方でもプログラミングスキルがあれば抜きん出ることも可能なんですね。
ただネットワーク1つだけでも勉強することは多いです。
ネットワークエンジニアの勉強をこれからスタートするのであれば、ある程度ネットワークの勉強を進めた後にプログラミング学習も始めるといいと思います。
またはこの後紹介するスクールではプログラミングとネットワークの両方が学べるスクールもあります。
そういったスクールで効率よく学ぶのもいいでしょう。
おすすめのネットワークエンジニアのスクール
以下でおすすめのネットワークが学べるスクールを紹介していきます。
気になるところは無料体験で実際に体験してみることをおすすめします!
GEEKJOB
GEEK JOBはなんと実質無料で学んで就職できてしまうスクールです。
GEEK JOBから紹介された企業に就職すると、就職した企業からGEEK JOB側に成功報酬が入る仕組みになってるんですね。
そのため通われる学生は1円も払わずにスキルが獲得できてしまうんです。
またGEEK JOBの「インフラエンジニアコース」はネットワークに加えてサーバー構築についても学べます。
ネットワークに関してはネットワークの基礎知識からCisco機器操作・設定の実演演習まであります。
またプログラミング基礎知識や現在主流のAWSの基礎知識も学べるので、仮想化ネットワークを構築するための基礎が身につけられるのもメリットですね。
ただ注意点としては、「転職コース」は20代の方が対象なこと。
30代以上の方は「学習コース」に参加し、その後就職支援を受けることは可能なようです。
もしGEEK JOBが紹介する求人で就職が決まったら、学習コースの料金が全額キャッシュバックされます。
20代の方であれば実質無料でスキルを身につけられ、かつ就職先も紹介してもらえるため一石二鳥のコースです。
無料体験・説明会も開催しているので興味ある方は話を聞きに行って見ることをおすすめします!
ネットビジョンアカデミー
ネットビジョンアカデミーは、ネットワークエンジニアに特化した稀有なスクール。
ネットビジョンアカデミーも0円で学べるスクールになります!
就職支援があり、紹介した企業から報酬をもらう形態なため無料で学ぶことができるんですね。
ネットビジョンアカデミーでは未経験から正社員のITインフラエンジニアとして就業できるように1からサポートしてもらえます。
そもそもネットワークエンジニアの会社が運営母体なため、講師が全員現役のエンジニアなのが特徴。
ネットワークエンジニアとして基礎資格にあたるCCNAの合格率が驚異の95%を誇ります。
資格だけでなく、現場で求められる知識や技術を指導してもらえる実践的なカリキュラム。
さらに地方在住者には提携のシェアハウスが最大2ヶ月無料になる上京サポートも行っています。
講座期間は1ヶ月なので、地方在住の方でもほぼ自分でお金を払わずに上京してネットワークエンジニアになれる環境が整っています。
ネットワークエンジニアに集中してスキル・知識を学びたい方はネットビジョンアカデミー一択です。
気になる方はまずは無料体験を受けてみることをおすすめします!
KENスクールのネットワークコース
KENスクールは30年以上の実績があるスクールで、ネットワークコースでネットワークが学べます。
KENスクールでは個別指導に力を入れており、クラス制ながらも丁寧な指導をしてもらえるのが強み。
カリキュラム内容も現場のエンジニアの意見を取り入れ、仕事効率向上テクニックを反映しているのが特徴です。
また就職支援にも力を入れており、7,000人以上の卒業生をサポートし、受講生の就職率が83%と結果が裏づけていますね。
GEEKJOBやネットビジョンアカデミーとは違い受講料がかかりますが、KENスクールのネットワークコースでは給付金制度が利用できます!
受講費を安くしつつ就職支援を受けたい30代の方におすすめできるスクールです。
気になる方はぜひ無料体験レッスン・カウンセリングを受けてみることをおすすめします。
以上、ネットワークエンジニアになるためのおすすめのスクールについてでした!