「外資系企業との英語面接はどんな対策をすればいいんだろう」
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
私はカナダの専門学校に留学して卒業した後、就職活動・転職活動をし、合計2社で働きました。
その経験を基に、海外就職・転職において、特に欧米系企業での面接対策について説明したいと思います。
また記事中ではよく聞かれる質問例と回答例を、私の実体験と海外サイトの面接対策記事も引用しつつ説明をしています。
これから英語面接を控えている方はぜひ参考にしてみてください。
海外就職と言えど、日系企業の海外就職の場合はほとんど日本と同じ転職活動と同じです。この記事では外資系・海外在住であれば現地企業との英語面接の対策となります。
英語面接:事前の準備
まずは事前準備について解説していきます。
面接が決まる前にしておきたいこと
今この記事を読んでる方は面接が決まった方が多いかもしれませんが、面接が決まる前にしておきたいことを先に解説しておきます。
もし決まってしまった場合も、それ以降の就職活動で参考にしてください。
面接前に興味ある企業の社員に話を聞く
面接前に興味ある企業の社員にコンタクトを取って、その会社の話を聞いているととてもいいです。
ぜひ就職を狙ってる会社や転職しようとしている業界で既に働いている社員にコンタクトを取って、話を聞いてください。
事前に社員に聞いた上で
- 生の会社の情報を聞けるため、より具体的にその企業にどう貢献できるかがわかる
- 事前に知り合っている従業員がいることで、親密性を演出することができる
- リアルな社内環境が知れる
というメリットがあります。
面接が決まった後では頼むことができないため、必ず面接が決まる前に興味ある会社には積極的に社員の方に話を聞いてみましょう。
また欧米圏は思ってる以上にコネ社会で、コネ入社が多いんです。
どう採用活動が行われるかというと、まず仕事募集掲示板に貼り出す前に、社内の人間にいい人材がいないか尋ねるんですね。
人のつてで欲しい人材とマッチする人がいれば、そのまま面接に呼んで採用、となります。
つまりは一般に公開される前に募集が終わってしまうんです。
そこに食い込むにはとにかく業界の人とコネクションを作らなければなりません。
例え話を聞いた会社に入社できなかったとしても、別の企業に紹介してもらえることもあります。
このような情報収集のために働いてる人にコンタクトを取って話を聞くことをインフォメーショナルインタビュー(Informational Interview)と呼びます。
インフォメーショナルインタビューの仕方については以下の記事を参考にしてみてください。
英語面接が決まった後行う事
次に面接が決まった後行う準備を説明していきますね。
特に以下で説明するリサーチをどれだけ丁寧にするかで面接の採用/不採用が決まると言っても過言ではないので、しっかりと目を通してください。
企業のリサーチ
面接が決まった後、企業のリサーチを行います。
面接決定のメールへの返信で、当日の面接参加者の名前を聞いておく
まず面接決定のメールを頂いた時に、その返信メールで当日の面接参加者の名前を聞いておきましょう。
これをすることでその後の準備がかなりしやすくなります。
たいていは聞けば教えてもらえます。
聞き方は以下のようにメールで聞けばいいでしょう。
Hi Tom,
Thank you for having me to an interview. I am happy to have the opportunity!
I am available Friday at 10 am.
I would also appreciate it, if you let me know, the full names and titles of the interview panel.
Thank you,
このような聞き方であれば、もし可能であれば教えてもらえ、かつポジション名まで把握できます。
この後の面接の準備に直接影響してくるので、ぜひ確認してみましょう!
企業サイトをくまなくチェックする
事前準備企業サイトをくまなくチェックしてください。
特にAbout us、Membersは特にチェック。
また企業の製品やサービスについて理解していないのであれば、しっかりと理解できている状態にしておきます。
新製品や新サービス、また主力製品など、それらについて知らないと志望度が低いとみなされてしまいます。
しっかりと把握しておきましょう。
できれば企業が抱えている課題点の仮説を立てられるぐらいのリサーチをするととてもいいです。
企業サイトのブログ記事を読み込む
企業サイトのブログがある場合は必ず目を通しましょう。
特に
- 面接者の記事
- 会社の考え方などが書かれている記事
- 社長が書いた記事
- その他重要と思われる記事(バズっていた、経営方針が書かれてるなど)
については重点的にチェックします。
面接者のリサーチ
ここからは事前に面接者の名前を聞いた時にできるリサーチとなります。
もし面接者の名前を聞けなかった場合は、ご自分の応募したポジションの上司になりそうなポジションの人に当たりをつけて調べてみることをおすすめします。
ファーストネームを覚えておく
英語の名前は発音がしづらかったり、そもそも発音の仕方が分からなかったりします。
特に緊張している面接時に、分かりづらい名前を一発で聞き取って覚えるのはなかなか大変です。
そのため面接者のファーストネームは事前に覚えおくことをおすすめします。
特にどう発音をするのか分からない名前の人は、事前にスマホやパソコンの音声機能で確認しておきましょう。
当日の面接参加者のポジションをチェックしておく
当日の面接参加者のポジション名をチェックしておきましょう。
特にMembersページにポジション名が記載されていることがあります。
記載がなければ下で説明するLinkedinで確認してみてください。
ポジションを確認しておくことで、それぞれの面接者の役割毎の質問を想定することが可能になります。
面接者のLinkedinで経歴を確認、共通点を探る
面接者のLinkedinアカウントをチェックしましょう。
先ほど説明したように企業内のポジション、またそれまでの経歴を確認します。
また人によっては興味・関心があることを記載していることもあるので入念に見ておきます。
共通点があれば面接の時にさりげなく話を出すことで親近感を持ってもらいやすくなります。
Twitterアカウントを確認、面接者の興味・関心を探る
面接者のTwitterアカウントもチェックします。
Twitterアカウントはプライベート寄りかビジネス寄りか分かれると思います。
プライベート寄りであれば、先ほど説明したのと同じくその人の興味・関心や趣味を見て共通点がないか見ておきます。
ビジネス寄りであれば今どんな課題意識を持っているか、どの分野に興味があるかなどを見ておくといいでしょう。
事前課題の把握
もし事前課題があるようであれば事前課題の内容を把握します。
事前課題がある場合はあらかじめ伝えてもらえることが多いです。
私の場合は面接内で課題を課されましたが、事前にメールで課題があることが伝えられました。
特に面接内で課題があるか気になる方は、面接決定後のメールで聞いておくといでしょう。
リファレンスの準備
リファレンスの準備もしておきます。
リファレンスは前職の直属の上司や、いなければ学校の先生など、自分の働きぶりがわかる方に自分を推薦してもらうことです。
多くはリファレンスレターもしくは連絡先を企業に伝えることになります。
日本では馴染みがないと思いますが、海外では必ずこのリファレンスの提出を求められます。
面接の前というよりも、できれば就職活動を始める時に準備しておくといいでしょう。
服装の準備
もし面接用の服装がなければ準備しておきましょう。
海外では日本ほどスーツを着ている人が少ないです。
特にクリエイティブな業界や顧客対応がない職種の場合はビジネスカジュアルな服装で大丈夫なところが多いです。
そういったところでスーツを着て行ってしまうと、逆に堅苦しい印象を与えてしまいます。
と言っても、ストリート系のようなダボッとした服装や、穴が合いたジーパンなどはもちろん面接には不向きです。
男性であれば
- カーキー・黒・紺のチノパン
- ジャケットもしくはYシャツ
- ジャケットやYシャツの下は黒か白のTシャツ
などでまとめるといいです。
女性の場合は、
- ボタン付き・リボン付きなどのブラウス
- セーター+YシャツやVネックのセーター+白シャツ
- 黒のパンツ(ズボン)またはタイツ
などでまとめるといいでしょう。
どうしても気になる方は検索して様々な服装を見てみるといいと思います。
「job interview outifts for ladies/man」などで検索するといろんな服装例がヒットします。
海外ではスーツを着て仕事をしている人は本当に限られているので、逆に東京でほとんどの人がスーツを着ているのが異様に見えてしまいます。。
面接の質問に対する回答を準備
面接の質問に対する回答を準備しておきます。
具体的な質問例については後の章で紹介するのでここでは省略します。
先に「Behavioral Interview Questions」の準備について紹介しますね。
Behavioral Interview Questionsの準備
Behavioral Interview Questionsとは、
- どのような課題を
- どう解決したか
- 結果どうなったか
を数字や当時の会話などを交えてできる限り具体的なエピソードで話してもらう質問です。
このBehavioral Interview Questionsは海外企業との面接では必ず聞かれるのでぜひ準備しておきましょう。
例として私が作っていた例文を掲載しておきます。
When I was working as a lead technician, we received shipment of incorrect model servers from Microsoft. I immediately called Microsoft and rectified the situation. Then I contacted my boss, and I told him that Microsoft has sent us incorrect models. And I rectified the situation by calling Microsoft, they are now in the process of sending us the correct ones. My boss Tim said, “Oh good, now I don’t have to call them. I wish all the technicians were like you.”
In the middle of development of the website, My boss asked me about collaborating with a local artist for the event page. Because the artist was not a designer, he didn’t seem to have a business oriented view, so I carefully chose the parts that we could collaborate on, a background image and icons for category buttons. Then I told him what the business goals were for the page, and his work should give users some fun-feelings, and I kept space for him to be creative as well. After his work was submitted, I integrated his work with my design. The page looked more fun than before, and accomplished the goal.
このように、課題、課題に対して自分がした解決、その結果を、簡潔にまとめて面接で言えるように準備しておきます。
最初の例のように、実際に上司から褒められた言葉なども入れると効果的です。
そして話す時はもちろん淡々と話すのではなく、情感を込めて当時の状況が伝わるように話すと採用側のウケもよくなります。
面接の中盤で様々な質問形式でこのBehavioral Questionsが聞かれますので、とっさに回答できるようにしておきましょう。
こちらからする質問を準備
またこれまでの企業リサーチを踏まえて、こちらから面接で質問したいことを書き出しておきます。
海外でも日本と同じく、「何か質問はありますか」と面接の最後に聞かれることが多いです。
そこでやはり質問をした方が、その企業に興味を持っていると思ってもらいやすいです。
その場でパッと思いつけばいいですが、なかなか思いつくのも大変。
事前準備の段階で質問は考えておく方が安心です。
英語面接:最初の挨拶、握手、スモールトーク
以下から面接で聞かれる質問例と面接の流れを紹介していきます。
私が実際に受けた面接で聞かれたことを参考に紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
最初の挨拶、握手、スモールトーク
部屋に入るまでの間や、部屋に入って着席するまでの間など、面接が始まる前の挨拶になります。
そこで会った時にまずするのが挨拶と握手です。
以下それぞれポイントを解説していきます。
挨拶の仕方
まず面接者と会うのが初めての人が多いと思いますが、その場合握手とセットで行います。
握手は次に説明するのでまず挨拶の仕方を説明しますね。
- 大一声は「Hi」または「Hello」。特にHiがよく使われます。
- Hiの後に「I’m (First name).」で名前を言いましょう。「My name is…」でも大丈夫です。
- 面接のために来たことを伝えます。「I’m here for a job interview」、「I here for a job interview for 2 o’clock.」など。
挨拶は相手の目を見てしっかりと伝えましょう。
特に声が小さくなりがちな人は声を大きめに、かつはっきりと話すといいですね。
以下やり取り例を紹介しておきます。
- Hi, I’m Satoshi. I’m here for a job interview for 2 p.m.
- Hi Satoshi, I’m John. Nice to meet you. I’m an interviewer of today’s interview.
- Hi John, nice to meet you.
(上記挨拶の後追記)
握手の仕方
欧米では挨拶をする時は必ず握手をセットでします。
日本では礼・お辞儀をすると思いますが、もちろん海外ではお辞儀はしません。
握手をする時のコツを以下でまとめてます。
- 相手の目をしっかり見て握手すること。お辞儀しようとして下を向かないように!
- 最初の挨拶で名乗ると同時に自分から手を差し出すのがベター
- 手をしっかりと握ること。あまり弱々しく握るといい悪印象になるため注意。
- 少し体を前のめりにしてすると好印象
握手一つとってみてもその人の人となりが伝わってしまいます。
上記のコツを実践できるように、面接前から別の機会で練習しておくといいでしょう。
面接前のスモールトーク
また挨拶が終わるとスモールトークをして緊張感をほぐすのが一般的です。
海外ではスモールトークはビジネス上重要なスキルとみなされています。
特にお互い初対面の場合はアイスブレイクをするためにも必ずスモールトークを入れますね。
スモールトークでは相手から質問がある場合もありますし、なければ自分から積極的にしていきましょう。
一番典型的なものが、天気についてや、道が分かりにくくなかったかについて聞かれること。
面接官:Did you have any troubles finding our office?
あなた:No, It was easy, thanks to Google map’s navigation.
ただできれが会話をつなげて話を弾ませて、アイスブレイクができるようにするのがベスト。
そのためには先ほどのリサーチで面接者との共通の趣味や興味などの話をさりげなく差し込むのがいいでしょう。
例えば面接者がジョギングや運動が好きだと分かっていた場合は、
I’m doing great, thanks! I started the day with a training run for my upcoming half marathon, so I really can’t complain.
引用元:4 Small Talk Tips That’ll Instantly Make Your Interviewer Like You More
など言うと、面接者とスムーズに共通の趣味について話すことができます。
もし面接者のリサーチができなかった場合は、周辺の環境について聞いてみるのもおすすめです。
This office is located in very good area! Are there any good restaurants around here?
と、近くに美味しいレストラン・カフェなどはあるか、なども話が弾みやすく、好みの食べ物の話などにもつなげやすいです。
英語面接:自己紹介・志望動機
次に自己紹介と志望動機について解説します。
自己紹介
一通りの挨拶が終わって面接が始まると、まず相手方から面接者のそれぞれのポジションや名前などの紹介があると思います。
その後、自分の自己紹介を求められます。
- Tell me about youself?
- How would you describe yourself?
と聞かれたら、自己紹介を求められていると思ってください。
この自己紹介で伝えることは、もちろん仕事に関わることを中心に話します。
これまでの自分の仕事の簡単な経歴、学歴、また強みとしているスキルなどを中心に話しましょう。
もちろんその場で思いついた事を言っていくとまとまりが悪くなるため、事前準備の段階で何を話すか決めておきます。
家族構成や配偶者の有無、歳、その他プライベートなことを言う必要はありません。
またこの次で紹介する志望動機を簡潔に表したものを最後に含めると、面接者に次の質問をスムーズにしてもらえると思います。
以下例を挙げておきますね。
I really enjoy providing robust software solutions. I’ve led a software engineering team of 10 programmers at Xyzzy Solutions for three years. Our proudest moment was receiving the 2018 Bossie award. Before that I worked for two years as a software engineer at SurgeWallop. I slashed security breaches 70% by winning full employee buy-in for our Principle of Least Privilege drive. It’s been a great run, but I’m chafing at the bit to sink my teeth in with a high-performing DevOps team like the one at Brass LAMP Dev.
引用元:Tell Me About Yourself [How to Answer This Interview Question]
I have been in the customer service industry for the past five years. My most recent experience has been handling incoming calls in the high tech industry. One reason I particularly enjoy this business, and the challenges that go along with it, is the opportunity to connect with people. In my last job, I formed some significant customer relationships resulting in a 30 percent increase in sales in a matter of months.
My real strength is my attention to detail. I pride myself on my reputation for following through and meeting deadlines. When I commit to doing something, I make sure it gets done, and on time.
What I am looking for now is a company that values customer relations, where I can join a strong team and have a positive impact on customer retention and sales.
引用元:Tell me about yourself—how to answer this interview question
志望動機
自己紹介が終わると、さらに具体的な経験やスキルについて問われていきます。
その入りとして志望動機を聞かれることもあります。
- Why do you want this job?
- Why do you want to work here?
- What makes you interested in this position?
このような質問をされたら志望動機を聞かれています。
志望動機を聞く目的は、
- 会社や募集ポジションのことを調べてきたかどうかを知る(どれぐらい応募に熱量を持ってるか知る)
- あなたが募集職種について適切に理解しているか
- 募集職種にあなたのスキルがマッチしているか知る
という目的があります。
ですのでそれらの要素を回答に盛り込んでおくといいでしょう。
以下回答例を参考にしてみてください。
募集職種がどう経歴とマッチしているか説明を織り込んだ回答例
When I found your job posting, I felt that’s exactly the job that I was looking for. The job description matches what I was doing when I worked at Company X. I managed a budget of $3 million, and a cross-department teams of 10 people that included developers, engineers, and creatives to bring the best software product to market.
募集に対して自分が熱意を持っていることを伝える回答例
I have been really enthsiastic about sustainability and construction fields. Green Revolution is the most respected sustainable design agency in Vancouver. I’ve read your reports of Project A on your blog, and I have been working for the same probelem from a different approach. Working here really would be my dream job, since your mission aligns perfectly with my goals as a sustainability specialist.
以上の回答例はそれぞれ分けていますが、熱意を持ってることとスキルがマッチしていること、またその会社のことをよく調べていることの3点を盛り込んだ回答にするのがベストです。
日本だとは終身雇用を前提としているため、「長く働いてもらえるかどうか」という視点で志望動機を聞かれますが、海外では違います。
もちろん長く働いてくれた方が会社としても嬉しいですが、それ以上に求められてるスキルがあるか、またそのスキルを持ってなぜこのポジションで働きたいのか、という点を見るために聞かれます。
日本のように、「御社の〇〇といった社風に惹かれて〜」といった理由で志望理由を説明する必要はなく、またそのような理由は採用側にとってもあまりいい印象を持たないので注意しましょう。
英語面接:強みと弱み(長所と短所)
次に長所と短所の説明です。
強み・長所についての説明
What are your strengths?
と聞かれたら強みや長所について聞かれています。
答えるコツとしては、最も募集職種に関連がある強みを一つ取り上げて、エピソードと共に伝えることです。
複数の強みを箇条書きのように並べて伝えるよりも、説得力がありかつ印象に残りやすい方法です。
One of my greatest strengths as a content manager is my expertise in using a variety of content management systems, including popular enterprise-level solutions and proprietary tools. In my last role, I noticed the marketing team wasn’t using their CMS to its full potential. Because I had experience with this type of software, I was able to teach the team how to use the solution to manage SEO efforts, track analytics and more. This saved the company more than $50,000 per year in additional tools and ensured they were getting the most from their investment.
引用元:Interview Question: “What is Your Greatest Strength?
このように自分のスキルに関連して強みを紹介する方法が一つ。
また資質を強みとして紹介する方法もあります。
One of my greatest strengths is my perceptiveness. I’ve always had a natural ability to pick up on changes in people’s emotions by noticing body language or facial expressions. This is something that’s served me well over the past two years in a leadership position. When I was promoted to manager, the sales department was facing high turnover. I was able to identify when my team members were angry, frustrated or stressed out, and address the problem on the spot. To date, my team has the lowest turnover of any sales team in the company.
引用元:Interview Question: “What is Your Greatest Strength?
以上のように具体的なエピソードを持って説明するようにするといいでしょう。
弱点・短所についての説明
What are your weaknesses?
と聞かれたら、短所・弱点を聞かれています。
採用担当が聞きたいことは、「どのようなことに対して問題意識を持っているか、またそれらをどう解決しようと行動に移しているか。」
です。
何よりも重要なのが率直に、正直に伝えること。
実際はそうでなくても「ワーカホリックになってしまうこと」や「完璧主義者になってしまうこと」を挙げて、裏で仕事に熱意を持っていることをアピールする、という典型的なものは避けた方がいいです。
もちろん本当にそうであれば伝えればいいと思いますが、最初に述べたように「どう解決しようと行動しているか」をセットで伝えるようにするといいでしょう。
回答例としては、
When I was a junior web designer at Harold’s Hats, I was asked to revamp our size guide and make it more fun and visually interesting. Unfortunately, I became so fixated on finding the perfect font that I missed the deadline.
These days, I break each project down into mini-tasks, each with their own deadline. If I spend too long on an individual thing, I set it aside and move on to the next one. Usually, by the time I come back to the imperfect piece, I can be more objective about whether or not it needs more work.
引用元:4 Ways to Answer “What Is Your Greatest Weakness?” That Actually Sound Believable
上記のように弱点についての具体的な説明と、それをどう克服しようと行動しているのか、の2点を入れて答えるようにするといいです。
英語面接:実績や経験、なぜ雇うべきかを問う質問
実績や経験を聞く質問
実績や経験を聞く質問が、先ほど説明した「Behavioral Interview Questions」に含まれます。
Behavioral Interview Questionsについてはこちらで説明しています。
- What was the last project you led, and what was its outcome?
- Tell me about your work experience.
このような質問をされたら前職の経験を具体的なエピソードと共に伝えましょう。
以下回答例です。
My experience includes a variety of marketing and advertising opportunities. In college, I was the ad intern at the local radio station, where I designed event posters for local concerts and music festivals. Then I worked as a market research assistant, analyzing consumer data and drafting reports for the marketing director. My other positions allowed me to practice applying research to writing ad copy, social media posts and a few radio commercial scripts. As your social media specialist, I would want to continue sharing my research insights and improving my ability to transform consumer data into actionable, engaging content.
引用元:Interview Question: “Tell Me About Your Work Experience” (With Example Answers)
なぜあなたを雇うべきなのか?
企業によっては、「なぜあなたを雇うべきか」と直接的な質問を投げかける企業もあります。
Why should we hire you?
この質問も、「Behavioral Interview Question」の一つになります。
なかなか日本だとこのような質問をされないためたじろいでしまいそうですよね。
ただこの質問をされた場合は、最大限に自分自身をアピールできる機会を与えてもらえた、とも思っていいでしょう。
以下3点をを入れるととてもいい回答になります。
- 単に応募職種の仕事ができるだけでなく、良い結果をもたらせられること
- チームや企業文化にとても合っていること
- 他の候補者よりも自分を雇った方がいいこと
具体的に自分がどうこの会社に貢献できるか、また自分を雇うとどのようなメリットが会社にあるかについて、過去の具体的なエピソードと共に語れるといいでしょう。
注意すべき点としては、「I’m highly motivated to work」や「I’m a quick learner.」など、ただ自分を表す言葉だけで終わらないようにすることです。
なぜ学習速度が早いと言えるのか、過去の自分の働きぶりから、具体的なエピソードを交えて話すようにするのが重要。
語句に前章と同じく具体的な数字を挙げつつ説明すると説得力が上がります。
Behavioral Interview Questions用に用意した回答を話しつつ、「だから私を雇うと良い結果をもたらします」「私を雇うことでこのような利益があります」という結びするといいでしょう。
Behavioral Interview Questionsの準備についてはこちら(目次のリンク)を参考にしてください。
英語面接:今後の目標、技術的な質問
次に今後の目標や技術的な質問について説明していきます。
今後の目標についての質問
最もよく聞かれる質問の仕方としては、
Where do you see yourself in five years?
という聞かれ方です。
5年後のキャリアプランを聞く理由としては、
- あなたのキャリアのゴールが募集しているポジションにマッチしているか
- またどのような野心を持っているか
- 会社のチーム、ビジョン、企業文化にマッチしているか
を確認するためです。
もちろん経営者としてはその会社で長く働いてもらった方がコストとしては嬉しいですが、必ずしも5年後のキャリアをその会社にいる前提で語らなくてもいいです。
回答例としては、
In five years, I’d like to be an industry expert in my field, able to train and mentor students and entry-level designers alike. I would also like to gain specialized experience in user experience to be a well-rounded contributor working with design and marketing teams on large-scale projects that make a difference both in the company and the global community.
引用元:https://www.indeed.com/career-advice/interviewing/top-interview-questions-and-answers#Q12
また5年後の自分の未来が全く想像できない、どのようになりたいかまだ曖昧なままという人は、学習意欲や成長意欲を見せるといいでしょう。
特にまだキャリアが浅い人はその業界のことを深く知らないこともあります。
また同ポジションに以前就いていた人が5年語どうなったか確認する方法もあります。
そのような場合には以下のように答えると、成長意欲もありつつ、さらに5年後の未来をより具体的にしやすくなるでしょう。
I hope to take an accounting class, so I can learn more about the financial aspects of this industry and gain a better understanding of how the business, as a whole, works. But actually, could you tell me where the last person who held this position ended up?
引用元:How to answer, “Where do you see yourself in 5 years?”
技術的・専門分野が関わる質問
最後に専門職の場合は技術的・専門分野が関わる質問も課されることがあります。
これはそれぞれの専門分野毎に準備しておきましょう。
ただどのようなことが聞かれるか、傾向をしることはできます。
例えば私はITエンジニア・Webディベロッパー職ですが、以下のようなことを聞かれました。
- いつもチェックしている技術ブログ・メディアは何か
- どのように技術をキャッチアップしているか
- 一つのWebサイトを制作するのにどのぐらい時間がかかるか
- Webサイトを作るプロセスを説明せよ
- デザイン・コードの説明
ご自分の職種の質問例を調べるには、「職種名 questions job interview」などで検索すると多くの質問例が見つかると思います!
趣味・仕事外の質問、こちらからの質問、最後の挨拶
仕事以外の関心事や趣味についての質問
面接も終わりに近づくと仕事以外の関心事や趣味について聞かれることもあります。
採用活動と言っても、働くことになったら同僚・上司・部下になります。
採用側もできれば働きやすい人と一緒に働きたいんですよね。
そして選考が進むにつれて、候補者のスキルレベルは似通っていきます。
そこで決め手となるのがコミュニケーションを取りやすいか、人間性はどうかという部分。
ですので趣味・関心事について聞かれたら、しっかりと答えるのがおすすめです。
できれば事前準備の段階で面接者の興味を調べておき、共通の趣味などで話が盛り上げられるととてもよいです。
避けるべき話題としては、センシティブな社会問題や政治問題。
ジェンダー、政治、その他社会問題などは避けた方が無難です。
こちらからの質問
また「他に質問はありますか」と聞かれることもあります。
Do you have any questions?
と聞かれたら、準備した質問を聞いていきましょう。
もし面接内の企業の説明で全て分かってしまったとしても、説明を聞いている間に気になった点をメモしておくことをおすすめします。
面接中にメモを取るのは失礼ではないか、と思われるかもしれませんが、むしろ忘れないようにメモを取る→それだけ熱意がある、とみなされるので問題ないです。
もし質問タイムが設けられなかった場合には、
May I ask some questions?
と聞いて質問をするようにしましょう。
最後の挨拶・いつ結果が出るかの確認
自分からの質問時でも構わないですが、最後の挨拶の直前にいつ結果を教えてもらえるか確認するとその後気持ちが楽です笑
後ほど説明しますが、海外企業の場合不採用でも連絡が来ない場合があるので。。
必ずしも教えてくれるとは限りませんが、大体の目安は教えてもらえることが多いです。
結果が出るのがいつか聞くには以下のように聞くといいでしょう。
Thank you very much for your time. What are the next steps in the process, and when can I expect to hear from you?”
海外就職・転職の場合はビザの確認も必須!
また海外就職・転職で、労働ビザをサポートしてもらう必要がある場合は、忘れずに労働ビザのサポートについても確認してください。
もちろん労働ビザのサポートは企業にとっては負担で、ビザのサポートがいらないローカルの人たちと比べると不利になってしまいます。
ただビザの問題は避けては通れないですし、いずれにせよどこかのタイミングで言わざるを得ません。
就職した後にビザのサポートを持ち出してサポートできないと言われると、また就職活動をやり直さなくてはいけなくもなります。
聞きにくいことではありますが、必ず面接中に確認するようにしましょう。
以下例文です。
I need to update my visa status until July to be able to work in Canada, and I need a support from a company that I will work for. Would it be possible for Company A to support to get my work permit?
面接時のポイント
次に面接時のポイントについて説明していきます!
ゆっくりはっきりと話す
英語で話す時にやってしまいがちなのが、流暢に話そうとして必要以上に速く話してしまうこと。
面接では速い英語を話す必要はありません。
それよりも聞き取りやすい、はっきりとした発音で、伝えたいことをしっかり相手に伝えられるように話すのが重要です。
特に日本生まれ・日本育ちですと、発音も日本語なまりがどうしても混じってしまいます。
それでも聞き取りやすい英語を話すためには、はっきりとした発音で会話をすること大切。
また人間緊張しているとつい早口になる傾向もあります。
緊張している時こそ、「ゆっくり、はっきり、丁寧に」を心がけて話すようにしましょう。
暗記した回答をそのまま棒読みしない
英語だからと言って、全ての回答を暗記してそれをそのまま話すのはやめましょう。
うまく話せない不安から暗記した文を棒読みのようになると印象も悪いです。
採用側は例文を暗記したロボットと話したいと思っているのではなく、血の通った人間であるあなたと話したいと思っています。
また暗記した回答以外の質問が来た時に対応ができなくなってしまいます。
瞬発的に考えて英語にして話せるようにするには、やはり英語の基礎力を上げるしか手段はありません。
私の場合は瞬間英作文をやり込んでおいたおかげで、どんな質問に対してもその場でスムーズに答えることができるようになりました。
瞬間英作文を含めたおすすめの英語学習方法は以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
聞き取れなかった場合はしっかり確認する
場合によっては質問された英語が聞き取れなかったり、意図がよく分からなかったりすることがあります。
その場合は、推測で発言するのではなく、質問をしっかり確認するのがおすすめです。
最も簡単な聞き方としては、
Sorry?
と、最後の語尾を上げて発音する方法です。
その他の確認の仕方としては、
Could you say it again?
という聞き返し方でもいいでしょう。
ただこれらもあまりにも何回も聞いてると、コミュニケーションが取りにくいと思われかねません。
そうならないためにも、こちらから言い換えて質問の意図を確認する方法もあります。
- Did you mean that …?
- What you are asking me is…
- Let me make sure what your question is, so you asked me…
などの言い方で、聞かれた質問を再度確認するようにするのもいいでしょう。
これらの聞き方で質問をしっかりと理解して的確な回答ができるようにしましょう。
英語面接後の対策
面接が終わり、一段落したら、まずは準備をして面接をやりきった自分を労いましょう。
そしてほっと息をついたら、以下のことを行うと面接後も好印象を残せます。
サンキューレターを書く
面接が終わったらまだ面接の内容を覚えている内にサンキューレターを書きましょう!
サンキューレターは日本では馴染みがないですが、海外では一般的な就職のための手紙です。
面接の機会を設けてもらえたこと、時間を取っていただいたことへの感謝と、面接で述べた自分の価値についてもうワンプッシュするためのものです。
サンキューレターの書き方や詳細については以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ一読をおすすめします!
その他気になることについて回答
その他面接された方が気になるだろうことについて先に書いておきますね。
面接の回数
海外企業との面接の回数は募集している企業の規模にもよって異なります。
私が受けていたのは全部20人以下の小規模な会社だったため、2社のうちどちらも1度の面接で合否が決まりました。
しかしAmazonやMicrosoftなどの超大企業にもなると、4回、5回と面接があるようです。
ただ基本的に海外企業は部署毎の募集となるので、大手企業の場合は部署のマネージャーがOKを出せば採用されるでしょう(社長面接があるのは稀だと思います)
中小企業の場合は、私のケースのように最初から社長が出てくるか、最初は部署のマネージャーが出てきて、最後に社長面接がある、という流れになると思います。
面接結果が返ってくるまでの日数
先ほど説明したように、面接中に結果がいつ出るか聞けるかがベストです。
ただ聞きそびれてしまったり、明確な回答が得られない場合もあります。
その場合の目安としては、面接結果が返ってくるまでの日数は平均最長1週間と思っておいていいでしょう。
ただこちらも企業規模によって異なり、大手企業で面接者が多い場合はより待たされることもあります。
日本のように不採用の場合も通知が来ることは稀で、採用や次のステップに進める人のみ連絡が来ることが多いです。
だいたい1週間待って何も連絡がなければ不採用だったと判断して心を切り替えた方が懸命です。
そのため、1企業だけ受けて結果をずっと待つよりかは、何社か同時並行して応募していくことをお進めします。
ただ書類専攻から面接に呼ばれるまでの期間は、企業によってかなりバラツキがあります。私の場合は応募して2ヶ月経ってから連絡が来たケースもありました。
これは私の予想ですが、最初に雇った人のパフォーマンスがイマイチで、解雇する前提で次の候補者を探していたのではないかと思います。
面接の練習方法
最後に面接の練習方法について紹介しますね。
英会話スクールを活用する
一番簡単な方法が英会話スクールを活用する方法です。
特に日本にいる方で周りに英語ネイティブの方がおらず、練習の場が限られている場合は重宝します。
マンツーマンの英会話スクールであれば、個人的に面接練習にも付き合ってもらうこともできるでしょう。
以下でおすすめの英会話スクールを紹介しているので参考にしてみてください。
リクルーター・転職エージェントを活用する
2つめの方法がリクルーター・転職エージェントを活用する方法です。
転職エージェントによっては、英語の面接対策をしてくれるところもあります。
また日本で外資系への転職を希望される方は、幅広く情報収集するためにも転職エージェントを積極的に活用していくのがおすすめです。
以下におすすめの転職エージェントを紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
ミートアップを活用する(海外にいる場合)
海外の現地で就職活動している方の中で、専門職であればミートアップを活用するのも手です。
ミートアップとは特定のテーマを持った集まりで、日本だと勉強会や朝活などが当てはまります。
特にIT系であれば言語毎や分野毎のミートアップが都市部ではあるので積極的に参加されることをおすすめします。
なぜミートアップが面接の練習になるかというと、ミートアップでは初対面の人と話す機会がとても多いんですね。
面接での自己紹介の練習にうってつけなんです。
しかも相手は同じ職種や業界の人となるので、情報交換もできてしまいます。
業界で働いてる人とのコネクションもできてしまいますし、一石二鳥。
もしあなたが海外にいるなら積極的に参加しましょう。
ジョブフェアを活用する
ジョブフェアを活用するのもおすすめです。
ジョブフェアはただ面接の練習というよりかは、半分本番と言えますが。。
ただ本番の面接よりも堅苦しくなく、ラフな感じで企業の人と話せる機会です。
また最初に述べた、面接前に接点を持つこともジョブフェアであれば自分で連絡するなどしなくてもできてしまいます。
ジョブフェエアでもミートアップと同様、初対面で自己紹介したり、自分の経歴について話す機会がありますよね。
機会があればジョブフェアにも積極的に参加しましょう。
やるべきことリスト
最後にこれまで紹介したことをリスト化して紹介しておきます。
面接準備のリストとしてお役立てください。
- □興味のある企業の社員にコンタクトを取り話を聞く
- □当日の面接参加者の名前を聞く
- □企業リサーチ:企業サイトをくまなくチェックする
- □企業リサーチ:企業サイトのブログ記事をチェックする
- □面接者のリサーチ:ファーストネームを覚える
- □面接者のリサーチ:当日の面接参加者のポジション名をチェック
- □面接者のリサーチ:当日の面接参加者のLinkedinをチェック
- □面接者のリサーチ:当日の面接参加者のTwitterをチェック
- □事前課題の確認
- □リファレンスの準備
- □服装の準備面接に対する回答を準備
- □こちらからする質問の準備
- □自己紹介・質問への回答の実練習
- □サンキューレターの用紙の準備
その他の質問リスト
また以下で今回解説した質問以外で聞かれやすい質問をまとめています。合わせて参考にしてみてください。
- What’s your ideal company?
- What attracted you to this company?
- What did you like most about your last position?
- What did you like least about your last job?
- Why are you leaving your present job?
- What was the last project you led, and what was its outcome?
- How do you handle working with people who annoy you?
- How do you handle stress?
- What is your salary range expectation?
- What would be your ideal working environment?
- What is your dream job?
- What do you do in your spare time?
その他以下のサイトに質問例がたくさん掲載されているので参考にしてみるといいでしょう。
125 Common Interview Questions and Answers (With Tips)
以上、英語面接の面接対策についてでした!