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「ブリッジSEとして海外で働くにはどうすればいいんだろう。」
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
海外就職をする上での一つの選択肢としてブリッジSEは実現性が高い働き方です。
私は日本の大学卒業後、日本で就職をして3年働いた後、カナダの専門学校を卒業し、就職活動をしてカナダ企業で働いてきました。
この記事ではブリッジSEとして海外で働くのにはどうすればいいか解説していきます。
ブリッジSEとは
ブリッジSEとはブリッジシステムエンジニアの略語で、国をまたぐ開発プロジェクトの橋渡しをする役目のエンジニアです。
「オフショア開発」と呼ばれる、開発を人件費が安いベトナムやインドに開発拠点を置き開発が今どんどん盛んになってきています。
ただベトナムやインドなど国が違う人をマネジメントし、日本からの開発の要請を伝えたり、逆に開発した製品をチェックしたりする役目が必要となります。
この役目を担うのがブリッジSEなんですね。
ブリッジSEの仕事内容・役割
ブリッジSEは、日本企業の要望を的確に海外の現地エンジニアに伝え、開発プロジェクトをスムーズに運び成功に導くのが役割となります。
そのため仕事内容としては、日本側からの開発要請をヒアリングし、それを基に要件定義書や仕様書を作成し、工数計算をし、無理のないスケジュールを組み、プロジェクトを円滑に進めるのが仕事となります。
会社によってはプロジェクトマネージャーがもう一人担当が付き、ブリッジSEは現場とマネージャーの調整役に徹する場合もあります。
ただ中小企業の場合は一人でプロジェクトマネジメント業務と調整役どちらも担うのが一般的です。
ブリッジSEに求められるスキル
ブリッジSEは上記のように日本と国外拠点の間のプロジェクトマネジメントの業務が中心となります。
そのため求められるスキルは語学力とマネジメント能力が主なスキルとなります。
以下詳細に説明していきますね。
マネジメントスキル
一番重要なのがマネジメントスキルとなります。日本からの開発要望を的確にプロジェクトメンバーに伝え、工数管理や品質チェックを行います。
1つのプロジェクトに対して誰をアサインするか、何人人員を割くかといったところから、納期までの工数管理、要件定義書や仕様書の作成、そして仕様を実現させるためにどの技術を採用するかなど、仕事は多岐に渡ります。
これら一つ一つに対して適切なマネジメントを施し、プロジェクトを円滑に進めて成功さえるためにマネジメントスキルが重要になってきます。
要件定義作成力・企画力
ブリッジSEの仕事で大事なのが、仕様書や要件定義書にかかれている内容を理解し、開発に落とし込む力です。
プロジェクトの上流行程において、プロジェクトの企画、要件定義をすることがブリッジSEの役割のうちの一つになります。
そのためには技術力と企画提案力の双方の力が必要になってきます。
また顧客のやり方、考え方を汲み取り、オフショア開発体制をどのように構築するか、いかに効率的にプロせうを遂行するかの提案もします。
そのためにはある程度の開発経験があった方が有利に働きます。
技術への理解、工数計算、プロジェクトを進めるにあたってボトルネックを早期に発見するなど、開発経験があった方がより精度の高い仕事ができるでしょう。
語学力
語学力も重要なスキルの一つです。
ブリッジSEで仕様する言語は国にもよりますが8割方英語です。
特に海外の開発メンバーと意思疎通を図るためにも、システム開発系の用語の意味は理解できている必要があります。
流暢に話せる必要はありませんが、プロジェクトを滞りなく進められる語学力が必要となってきます。
また中国でのオフショア開発の場合は中国語のスキルも必要になってきます。
東南アジア圏ではほぼ英語での募集となっています。
異文化対応力
国も言語も違う人と働くオフショア開発では異文化対応力も必要になってきます。
日本とは異なる環境になりますので、食事や気候など、現地の環境に適応できおる力が求められます。
また開発メンバーの対応力も重要です。
特に日本と海外とでは働き方における意識も違うため、日本のやり方を押し通すのではなく、相手国の労働文化も理解した上で調整していく力が必要となってきます。
これらの異文化対応力が求められるスキルとしてあります
人間力
ブリッジSEは拠点となっている国のメンバーに信頼される必要があります。
そのためには語学力、コミュニケーション能力も含めた人間力が求められます。
海外であっても日本であっても、お互いの信頼関係があってこそ仕事が円滑に進むのは言うまでもありません。
そのため開発メンバーが快適に働ける環境作りも重要ですし、相手の文化を理解した上で人間関係を構築できる人間力が求められます。
ブリッジSEとして働ける国
ブリッジSEとして働ける国としては、オフショア開発自体が人件費の安い国で開発することによるコスト削減を狙うこともあり、東南アジア圏が多くなります。
最も多いのがベトナムで、次にタイ、インド、中国、フィリピン、インドネシアといった国になります。
欧米圏でできたら働きたいと思っている方もいるかもしれませんが、欧米圏でのブリッジSEは全くないわけではないわけですが極めて少ないポジションと言えます。
一部の会社では欧州の中でも比較的人件費が安い東欧でオフショア開発を展開している企業もあります。このような会社もなくはないですが、その場合は直接採用について問い合わせた方がいいでしょう。
最初に説明したように、基本的には人件費が安い国で開発を請け負い開発コストを下げる目的なので、発展途上国などの国になることが多いです。
ブリッジSEの平均年収
ブリッジSEとしての平均年収は600万円前後が多くなります。
もちろんスキルレベルによって上下しますが、公開されている求人を見ていくとだいたい500万円〜700万円の間で提示されていることが多いです。
また海外勤務か国内勤務かでも年収は変わってきます。
ブリッジSEとして海外勤務する場合は、海外住宅手当が出る会社もあります。
対応可能な業務範囲が広ければ、年収700万円超えの求人案件もあります。
また高い給料の案件は非公開求人の場合が多いため、より幅広い求人から検討したい場合は転職エージェントの利用がおすすめです。
この記事の下でおすすめの転職エージェントを紹介していますので参考にしてみてください。
実際に海外勤務するブリッジSEの方の体験談
ここからは実際に海外勤務するブリッジSEの方の体験談、また関連する情報をご紹介します。
そうですね!英語を話せるフリーランスです。
私は英語を話せるシステムエンジニア(通称ブリッジSE)なんですが、高学案件をけっこー選び放題です😄この業界は英語で外国人とコミュニケーション取れる人が少ないので 笑
— ミカエル@フリーのブリッジSE (@iag_michael) 2019年11月28日
この方はフリーランスでブリッジSEのようですが、かなり高額案件を受注しているようです。
システムが分かりかつ英語ができる人が需要があるとのことです。
ブリッジSEとしてやってるけど、すごい華やかな職業。
ただやっていることが全然カッコいいことじゃない。
最初はプログラムをやってたけど、簡単すぎて全然勉強になってない。
っていうかプログラミングのことはほぼ分からないし。— chikaです♪ (@itadaikimassu) 2019年11月19日
華やかな職業でありつつも、プログラミングスキルはあまりつかないとう意見もあります。
これは手を動かすプログラマーよりも、プロジェクトマネージャーとしての役割が求められるからではないでしょうか。
今年度の頭に経産省直轄の組織が
『2030年には国内のITエンジニアが最大79万人も不足する可能性がある』
って指摘したけど、すでに現時点でITエンジニアは全く足りてない。
なので海外へ発注するオフショア開発が進んでるけど、これには日本と現地のエンジニアをつなげられる『ブリッジSE』が必須。— 言葉遊び.com( 淺羽一 ) (@KotobaAsobiCom) 2019年11月7日
ブリッジSE自体の需要はとても伸びているようです。ブリッジSEの求人が多くなったというツイートはその他多く見られました。
未経験でブリッジSEになるには?
未経験でブリッジSEになる方法として、まずどのレベルの未経験なのかによります。
システムエンジニアをやっていたが、ブリッジSEは未経験なのか、
もしくはエンジニア経験そのものがなく、完全にエンジニア職が未経験なのかです。
以下それぞれの場合について解説していきます!
システムエンジニアの経験はあるがブリッジSEは未経験の場合
システムエンジニアの経験がある方は、ブリッジSEになるのは比較的容易です。
システムエンジニアの経験値にもよりますが、既に開発プロジェクトを何度が経験しており、プロジェクトの進め方が理解できていると強いです。
特にエンジニア経験だけでなく、プロジェクトマネジメントの経験があると重宝されます。
マネジメント経験がなくても、2〜3年のシステムエンジニアの経験があれば、転職すること自体は可能です。
ただブリッジSEの求人は企業が競合他社に開発環境を知られないためにも非公開求人が多いため、非公開求人を取り扱っている転職エージェントに登録するのがおすすめです。
このページの下でおすすめの転職エージェントを紹介しているので参考にしてみてください。
システムエンジニアも未経験でブリッジSEを目指す場合
システムエンジニアも未経験の場合は、前職が何かによって転職のしやすさが変わってきます。
例えば前職が通訳であった場合は、ブリッジSEにおいて求められるスキルである語学力や異文化対応力には長けています。
エンジニア経験はなくとも、ブリッジSEの求人案件には要件定義や仕様書自体は別のプロジェクトマネージャーが担当する案件もあるため、そのような求人であれば元通訳の方でも調整力を買われて採用されることもあります。
ただ前職が通訳でもなくシステムエンジニアでもない場合は、転職ハードルが高くなります。
この場合は、将来的にブリッジSEになることを目標にし、ブリッジSEのポジションが取れる可能性がある会社にまずはエンジニア職での採用を目指された方がいいでしょう。
そのためには技術力を付けておくのがいいです。
開発スキルがない場合は、プログラミングスクールなどでスキルを磨くのがおすすめです。
以下におすすめのプログラミングスクールを紹介しているので参考にしてみてください。
新卒でブリッジSEとして採用されるかどうか
これまで書いてきた通り、ブリッジSEはプロジェクトマネジメントスキルや語学力スキルが必要になってきます。
そのため何もスキルのない新卒採用された新人がいきなりブリッジSE担当になることは極めて稀です。
そのためもしブリッジSEを目指すのであれば、全くの未経験の方と同じようにまずはシステムエンジニアとしてのキャリアを積んでからブリッジSEを目指すのがいいでしょう。
また会社によってはシステムエンジニアの経験がそこまでなくても、早い段階からプロジェクトマネジメント職の経験が積める会社もあります。
そのような会社に就職し、早い段階でマネジメント経験を積み、さらに語学力も鍛えることでブリッジSEへの転職の道が見えてきます。
ブリッジSEとして海外勤務の案件はどうやって探す?
最後にブリッジSEとしての海外勤務の案件の探し方について説明していきます。
先程説明したように、国としては東南アジア勤務の求人が多いです。
そしてあまり働きたい国でこだわるよりも、企業に対して自分はどのような価値を提供できるか、どのような点で会社に貢献できるか、という視点で職を選んだ方が転職活動はスムーズに運べられます。
特に海外勤務のブリッジSEの求人は、企業側も競合他社に出し抜かれるのを防ぐために非公開求人案件が多いです。
そのため非公開求人を握っている転職エージェントの活用をおすすめします。
以下でブリッジSEの転職におすすめの転職エージェントを紹介します。ブリッジSEへの転職に興味がある方はひとまず登録して、どのような求人があるのか見せてもらうのをおすすめします。
というのは、結局のところ求人を見ない限り、自分が転職するとしたらどのように自分の経験が伝えられるか、また求められるスキル・経験として足りないことは何かが分かりません。
早いうちから求人票を見ることで、どのような募集でどのレベルのものがあるのかチェックでき、求人に対する対策や準備ができます。
その点においてもまずは転職エージェントへの登録がおすすめです。
海外勤務のブリッジSEにおすすめの転職エージェント
以下からおすすめの転職エージェントを紹介していきます。
ブリッジSEへの転職を目指されている方はぜひ参考にしてみてください。
doda(デューダ)
dodaはきめ細かいエージェントによるフォローに定評があるエージェントです。
求職者から使いやすいと高評価の求人検索では、約400件の海外転職・勤務案件が掲載されています。
さらにdodaで扱っている求人の80%は非公開求人。
dodaの豊富な求人から海外転職・海外勤務案件を選りすぐって紹介してもらえます。
グローバル企業・外資系に特化した「dodaグローバル」では海外転職者向けに役立つ情報が掲載されており、dodaでも力を入れてるのが伺えるほど。
アジアを中心とした日系企業の駐在員や現地採用の求人を多く抱えています。
エージェントからは、履歴書・職務経歴書の秘訣を教えてもらえたり、推薦時に人柄・志向・考え方も含めて応募企業に伝えてもらえます。
もちろん登録から転職まで無料なので、海外転職・海外勤務を志している方はぜひ登録されるのがおすすめです!
レバテックキャリア
レバテックキャリアはIT・Web業界に特化した転職エージェントです。
創業は2017年と若い企業でありながらも、急成長を遂げている転職エージェントです。
IT業界専門の求人登録数は4000件以上。さらに非公開求人数は公開求人の3倍以上あります。
そのためIT業界を目指す方であればぜひ登録しておきたい転職エージェントです。
キャリアアドバイザー自体もIT業界出身の方が多く、業界に精通しているのも特長。
希望すれば徹底的な職務経歴書の添削もしてもらえるため、企業の求人に合った自分の経験やスキルの見せ方をすることが可能です。
そのため書類通過率がとてもよいのがレバテックキャリアの強みです。
またレバテックキャリアは年間累計3000回以上、企業に足を運んで頻繁にヒアリングをしています。
そのため入社前に企業の内情がわかり、詳細な情報を得ることができるのも大きな利点です。
ブリッジSE案件も多く取り扱っているため、登録しておくとよいでしょう。
ワークポート
ワークポートもIT業界に特化した転職エージェントです。
特にIT業界では珍しく未経験からでも応募できる求人を取り扱っており、未経験者でも求人紹介をしてもらえるおすすめの転職エージェントです。
特に早いレスポンスに定評があるため、短期での転職を目指されてる方にはおすすめできる転職エージェントです。
ただ未経験者も対象にしている反面、ハイキャリの転職には若干弱い傾向があります。
ハイキャリアの方の転職であれば後で紹介するJac Recruitmentの方がおすすめです。
ブリッジエンジニア未経験者であれば、まずは登録して求人をチェックしてみることをおすすめします。
マイナビエージェントIT
マイナビエージェントITはマイナビエージェントの中でもITに特化した転職エージェントです。
元々求人サイトを展開するマイナビが、ITに特化して始めた転職エージェントです。
業界大手の立場を生かし、豊富な案件を持っているのが特徴。
特に20代や30代の若年層の転職支援に力を入れており、20代に信頼される転職エージェントとしてNo1の実績を持っています。
そのため第二新卒や新卒入社してから業界経験年数3年未満の方でもおすすめできる転職エージェントです。
IT業界に精通したキャリアアドバイザーが、専任制のチームを編成しているため、多様な選択肢を提案してもらえるのが強み。
独占求人・非公開求人も取り揃えているため、大手企業から中小企業まで幅広い求人を見たい方に特におすすめできる転職エージェントです。
欠点としては大手のためキャリアアドバイザーの対応にばらつきがあるがあることです。
とは言っても、これはどこの転職エージェントでも多かれ少なかれあることで。
大手企業の求人もチェックされたい方は登録されたい方、20代の方には登録をおすすめします。
※マイナビのプロモーションを含みます
リクルートエージェント
リクルートエージェントは転職業界でも最大手の転職エージェントで大手企業の案件に強みを持つエージェントです。
業界最大手ということもあり、扱ってる求人数も多く、かつレベルが高い求人も扱っています。
規模が大きい反面、きめ細やかなサポートはあまり望めません。
ただ規模が大きい分、ブリッジSEの案件も最も多く持っている転職エージェントとも言えます。
大手企業への転職や、様々な条件でブリッジSEを探したい方におすすめできる転職エージェントです。
Jac Recruitment
Jac Recruitmentは外資系の転職エージェントで特に海外求人に強みがある転職エージェントです。
そのためブリッジSE案件でも海外勤務案件も多く取り扱っています。
特に英語を使う求人に特化した求人サイトも展開しているほど、語学力を生かした転職に強みを持っています。
語学力の強みを生かしたブリッジSEへの転職を考えている方にはおすすめの転職エージェントです。
グローバル企業案件も取り扱っているため、同時にグローバル企業への転職にも興味がある方は登録をおすすめします。
以上、ブリッジSEへの転職についてでした!