海外でITエンジニアとして転職するためのおすすめのプラン

ITエンジニア 海外就職

海外でITエンジニアとして働くにはどのような手順を踏めばいいか、疑問に思いますよね。

私はWebエンジニアとして、カナダで就職活動・転職活動をして現地企業で働いてきました。

このページでは未経験と経験者に分けて、さらに既にITエンジニアとして経験がある方への海外でITエンジニアとして就職・転職するおすすめのプランを提示します。

ITエンジニア未経験で海外で働くには?

海外で未経験での就職活動ははっきり言ってかなりの難関です。結論から書くと、働きたいと思う国にIT分野での専門学校への留学をしてから就職活動をするか、日本で先にIT系の会社に就職して実績を積むかの2択を取ることをおすすめします。

私も未経験でカナダでの就職活動を経て就職しましたが、それこそ応募できるところには全て応募して何とか仕事をゲットできました。それも1年間のWeb制作学校を行った上でです。

そもそもカナダやアメリカ、オーストラリアやニュージーランドといった英語圏では、「新卒採用」という概念がありません。要するに「自社で人材を育てる」といった概念がなく、〇〇といったスキルがある人、という形で募集が行われ、求められるスキル・経験がある人が採用されます。

スキルを学ぶのは学校、プロとしてそのスキルを提供し対価を得るのが会社、と非常にはっきりしています。そのため何の経験もなく、そのIT分野について学んだこともない人を雇うことはまずありません。

そういうことで、最初に提案した通り、現地の専門学校に通って最低限のスキルを獲得してから就職活動をするか、日本で実績を積んでから海外就職を目指すかのどちらかをおすすめします。

未経験でのITエンジニアの海外就職についてはこちらのページに詳しく書いているため合わせて確認してみてください。

以下日本での実務経験が既にある方向けに記載していきます。

現地企業に採用されるにはビザの問題をクリアするのが必須

海外でITエンジニアとして就職、となると現地企業ので仕事をするのを想像すると思いますが、どの国で働くにも「労働ビザ」というものが必要になります。そしてこの労働ビザですが、基本的には会社がその手続や費用を負担して雇用者のために準備するものとなります。そのため、よほど眼を引くスキルがない限り、いきなり見ず知らずの外国人に労働ビザをサポートする企業はまずありません。

その現地企業が日本人を探している、という場合は別ですが、そうでなければ日本から履歴書を送っていきなり現地企業に採用されるのはハードルが高いと言えます。この時点で唯一ハードルを低くする手段は、その働きたい国に行ってしまうことです。まだ現地にいる人の方が雇用主側にも安心感があるからです。

いきなり現地に行って就職できたとしてもその後が大変

しかし、いきなり働きたい国に行くのもあまりおすすめはできません。1つは例えその国に行ったとしても、観光ビザでの入国となるため、結局は働けないビザでの入国、そして就職活動となります。労働ビザを会社がサポートする、という条件は変わらないため、顔が見えることで面接などには呼ばれやすくなるものの、基本的な厳しさは変わりません。

また仮に運良くビザをサポートしてくれる会社が見つけられたとしても、まず自分がその国で生活することに慣れることが大変だと思います。慣れない海外生活、尚且つ慣れない海外勤務となると、どうしても精神的負担も大きくなってしまいます。

また、最悪帰国することになった場合でも、取れる選択肢を残しておくという意味でも、いきなり現地での就職活動というのはあまりおすすめできません。

おすすめは日系企業の海外勤務のポジションに応募すること

おすすめは日系企業の海外勤務のポジションに応募することです。これであれば労働ビザも日本の企業が用意してくれますし、万が一海外生活が肌に合わずに帰国することになった時も、そのままその企業で働き続けることも可能ですし、海外勤務の経験を生かして転職することも可能です。

この海外勤務の求人ですが、実際に募集している企業内には案外海外勤務希望者は多くはないようです。

これは大手企業に務める友人から聞いた話ですが、既に世帯持ちで子どもも日本の学校に行っている場合、なかなか家族総出で海外に移住する、というのがハードルが高く、意外と希望者がいない、ということが往々にしてあるとのことです。

ですのでこういった社内で希望者がいない、適切な人材がいない場合、転職エージェントにその募集が流れてくることがあります。実際に求人に応募しなくても、どういった案件があるかチェックしておくためだけでも、登録しておくことをおすすめします。

下記のページではおすすめの転職エージェントを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

海外就職に強い転職エージェントを徹底解説!